ゲーム用に敢えてオーディオテクニカ ATH-AD500X を買う!

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このゲームヘッドフォン必須?

先日も何回か記事にしましたが、Insurgency Sandstorm を始めています。最近はだいぶ慣れてきましたが、高難易度に設定されたサーバーの方が断然面白い事に気付きまして、最近は高難易度なサーバーでばかりプレイしています。

高難易度サーバーは敵が強いので、ある程度強いメンツが揃わないと Victory は難しいのですが、常連さんの中に何人かやたら上手な人がいて、彼らはエイムや立ち回りが上手なのは勿論なのですが、時々「後(うしろ)にも目があるんじゃないか?」と思うような反応を見せる事があります。

恐らくヘッドセット(ヘッドフォン)をして、音で後方など視界外の敵を察知しながら戦っているものと思われる。FPSするなら「ヘッドセットはもはや常識でしょう」と言う声が聞こえてきそうですが、実は私、ヘッドフォンの類、苦手なんですよね。

まぁ、基本的に身体に色々なものを付けるのがうっとしくて、しかもヘッドフォンって基本、蒸れるじゃないですか。夏場なんて最悪ですよね。なので、FPSに関しては不利になるのはわかっていても、敢えてスピーカーだけでプレイして来ました。

でも、Insurgency Sandstom は、基本、一撃即死(キルスピードが速い)なのと、AIの裏どりが激しいので、音で相手の気配や位置関係がわからない(敵より先に存在を察知できない)と、他のFPS以上に不利になってなってしまうので、試しにヘッドフォンを使ってみる事にしました。

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どんなヘッドフォンを選ぶか?

ゲームもオーディオも楽しみたい

とは言え装着感が不快なのは避けたいのと、ゲームだけでなく音楽など他の用途にも使いたいので、ゲームに特化した特性のゲーミングヘッドセットではなく、敢えて一般オーディオ向けのヘッドフォンを買ってみる事にしました。

オーディオテクニカ オープンエアー型ヘッドフォン ATH-AD500X

オープンエアー型ヘッドフォン オーディオテクニカ ATH-AD500X パンチングメタルが涼し気でカッコイイ!

で、今回選んだヘッドフォンはタイトルにもあるように、オーディオテクニカの  ATH-AD500X です。このヘッドフォンはオープンエアータイプのヘッドフォンで、一般的な密閉型のヘッドフォンと違って、ヘッドフォン内部と外部の空気がイケイケ状態になっているので、蒸れに対してはかなり効果が期待できます。

ラインナップ豊富なオーディオテクニカのオープンエアー

オーディオテクニカは、オープンエアー型のヘッドセットを数多く出しており、この ATH-AD500X の他にも、ATH-AD700X、ATH-AD900X 、ATH-AD1000X 、ATH-AD2000X 、ATH-AD5000X など、シリーズ化されているようです。

実は、最初、どのモデルにするか検討する為に、幾つか店頭で試聴をして来ました。試聴したのは、500X、700X、900X 、1000X 、2000X ですが、視聴する前は、700X、900X くらいに目星をつけて挑んだのですが、実際に、店頭で聴き比べをしたところ、500X ~ 900X との差がそんなに大きくないように感じた。

本当の事を言うと上記の他に型番忘れたけど、店頭価格9万円位(だったかな?)オーディオテクニカ製の高級ヘッドフォンも試聴したけど、こいつだけは明らかにわかる程、次元の違う良い音でした。買う気ないですけど。(笑)

勿論、700Xや900Xの方が高域が伸びている事はすぐにわかるが、違いはそれくらいで、500Xに高音をプラスしただけのように感じた。

逆に、500Xがこの価格で、これだけの音が出ているのが、素晴らしく感じたのと、高音出過ぎない方が、ソースによってはクリアに聞こえるのと、長時間での聴き疲れが少ないので、敢えて500Xを選ぶのもありと思い。フラットな感じの ATH-AD500X にしました。

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ファーストインプレッションは

蒸れに関して

で、使ってみた感想ですが、まず蒸れに関してですが、今が冬場と言うのもあると思いますが、さすがにオープンエアーなので、そんなに蒸れは感じないですね。パッドが顔に触れている部分は、多少、ジットリしてくる事もありますが、全体としては密閉型より明らかに快適と思います。夏場の検証はやってないですが、まぁ、今のところ合格点です。

フラットで聞き疲れしない音質は最大の強み

次に、音質に関して。色々なソースを聴いてみた感想ですが、ほぼ予想通りの感じで、基本フラットな感じです。高音もちゃんと出ているけど、出しゃばり過ぎない感じで、余りシャリシャリ、シャカシャカしないクリアーな感じ。

勿論、価格なりの部分も見え隠れしますが、オーディオマニアでもない限り、通常使いには、なんの不満もない十分な高音質です。

高域以上に良いと思ったのは、低音。これ恐らくオープンエアー型だからと思うんだけど、基本、残響音が無い感じなんだよね。密閉型だとハウジング内で音が反響するので、低音の量感は増えるけど、1つ1つの音自体も尻尾が長くなる。(ライブ)

だけどオープンエアー型は、ドライバから出た音が殆ど反射せずに外に逃げて行ってしまうので、残響音が無い。(デッド)解りやすく大げさに言うとバスドラの音が「ドーン、ドーン」ではなく「ト、ト、ト、ト」って感じとでも言うのでしょうか。しかも、この「ト」のアタックはわりと強く、低音の瞬間的な音圧自体は結構出ている感じ。

この傾向は、低音だけじゃなくて、全ての音に対してそんな感じで、1つ1つの音が独立して聞こえる感じ。ライブハウスと録音スタジオの違いって言うかね。もっと正確に言うとソースの音に脚色しない感じと言うのでしょうか。私は基本、フラットで残響の無いタイプの音作りの方が好みなので、これはとても嬉しかったですね。

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他のヘッドセットと比較

あと参考までに、家にある他のヘッドセットやイヤホンとも聞き比べてみました。聞き比べたのは、以下の3つ。

HyperX Cloud StingerHyperX Cloud Stinger

HyperX Cloud AlphaHyperX Cloud Alpha

SONY MDR-XB70SONY MDR-XB70

HyperX Cloud Stinger とCloud Alpha は ゲーミングヘッドセットなので、ピュアオーディオではないので、両方とも高音強め、Cloud Alpha はCloud Stinger に低音も増した感じ。AD500Xと聞き比べると高音が出ている分、キラキラと感じるけど、たぶん聴き疲れしてくると思う。長時間音楽聞くなら絶対 ATH-AD500X を選ぶ。

SONY MDR-XB70 は、そもそも低音増強を謳ったバスブースト系のイヤフォンですが、まぁ、低音の一部とか高音の一部を強調したような雰囲気で、まぁ、悪く言えば不自然な音ですよね。悪い音ではないけど、決してフラットではない。これを聞くと ATH-AD500X の方がワイドレンジかつフラットで素直なのを凄く感じる。まぁ、ドライバの大きさが余りに違い過ぎるので、当然と言えば当然ですが。

こう言うのって、結局、好みの部分が大きいので、個人差が大きく出てしまうと思うのですが、私自身は ATH-AD500X は、フラットで聞きやすく、嫌味の無い音で好感が持てました。(逆にハデハデな音が好きな人には向かないかもしれません)音質面では、価格を考えると、私的には十分合格点をあげます。

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人によって意見が割れそうな装着感

パッドの穴、小さくない?

次に、装着感ですが、問題はこちらです。多くレビューで、比較的、装着感は良いと言う評価が多かったので、安心していたのですが(店頭での試聴など短時間ではわからない事です)暫く使い込んだ結果、私的には「うーん」と言わざる負えません。

ATH-AD500X イヤーパッド

ATH-AD500X のイヤーパッド部分。ホール部分が円形で、かつ小さい。

個人差が大きいとは思うのですが、イヤーパッドの形状が問題です ATH-AD500X のイヤーパッドの穴は、丸型でそれ程大きくありません。ですので、私の場合、耳全体がパッドの穴にゆったりとは収まりません。(耳が大きい人は注意が必要です。)ですので、パッドの穴に収まらない耳たぶなどをパッドで押さえつけるか、逆に耳を変形させて無理にパッドの穴の中に押し込んで、ずっと耳たぶや耳の周辺を変形させた状態にするかのどちらかの状態になります。中に入れたら入れたで、中のドライバを覆っているネット部分などと耳が接触して不快です。

耳が大きい人には厳しい側圧

さらに、これに追い打ちをかけるように、側圧が高すぎます。耳が変形したりパッドに押しつぶされている状態で、さらに大きな側圧がかかるので、すぐに耳たぶや耳の上部などパッドに接触している部分が充血してきて「ジーン」となってきます。(血流が悪くなった時特有の症状ね。)

オーディオテクニカ オープンエアー型ヘッドフォン ATH-AD500X

ATH-AD500X 初期の状態。左右のドライバハウジング同士がくっつく程、側圧が高い。

さすがにこれには耐えかねて、せめて側圧だけでも軽減しようと、ヘッドフォンのアーチ部分を手で水平になるくらいまで伸ばして、変形させて側圧を軽減しました。写真を見てもらうとわかると思いますが、最初は、左右のドライバハウジングがくっついた状態でしたが、今はアーチ部分を力づくで広げて、左右のドライバハウジング間にかなり空間がある事がわかると思います。(広げる時は、ドライバハウジングではなく、必ずアーチの金属部分だけを持ってやる事、ドライバハウジングとの接続部分は弱そうなので、ヘタするともげるかも)

ATH-AD500X

アーチ部分を無理やり変形させて側圧が緩くなった状態。

これで、側圧はだいぶ低くなくなりましたので、かなり楽にはなりましたが、根本的な原因は、パッドのホール形状が悪い事で、耳の変形やパッドの接触が無くなった訳ではないので、やっぱり徐々に耳が痛くはなってきます。

ちなみにパッドは厚い部分と薄い部分があり、しかもある程度回転して位置を変えられますので、多少は好みに合わせてパッドの顔側面への当たり具合を調整できます。私の場合は色々変えても、結局、根本解決はしませんでしたが・・・。

しかも、耳の痛さを軽減する為に、側圧を緩くし過ぎると、今度はヘッドフォンの重さが、頭頂部のウィングサポートの部分だけに大きくかかるようになってくるので、そちらに痛みが出やすくなってくるので、このバランスが難しい。

ATH-AD500X

ATH-AD500X のウィングサポート部分。

上の方にある HyperX Cloud Stinger のイヤーパーッドの穴の形状を見てみてください。耳の形状に合わせて、縦長な穴になっているでしょ?これだと耳がパッドのどこにも接触しないので、非常に快適に過ごせます。多少側圧が強くても、そもそも、耳がどこにも触れてないので、耳は一切痛くなりません。

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その他の細かなマイナスポイント

その他に、ATH-AD500X のマイナス点を挙げるとすると、ケーブルのしなやかさですかね。コスト的に仕方ないのかもしれませんが、硬めで癖がなかなか取れないケーブルは、安っぽくて印象悪いです。(取り回しによっては左ハウジング側の側圧にも影響出るし)

あとドライバハウジングの首振りが側圧がかかっている状態で動きが渋くなるのは、改善して欲しいですね。ここが滑らかなら、装着した時に自然にハウジングの向きが顔に沿ってくれると思うので。それと垂直方向にしかハウジングの向きが変わらない事も問題です。水平方向に回転しないので、頭の大きさにもよりますが、私の場合ドライバハウジングが逆ハの字のように下端から先に顔に接触するので、側圧が下側に集中して微妙に均等になりません。

ATH-AD500X ケーブル

付属ケーブルの長さは3mで適切。ただもっとしなやかなケーブルだと良かった。

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本命のFPSプレイでの効果は?

あと肝心の ATH-AD500X を使って Insurgency Sandstorm をプレイしてみた感想ですが、敵の位置関係は、よりわかりやすくなりましたね。ただ、情報量も多く感じるので、なんだか同時にいろんなところから音が来る感じで、人間の方の情報処理が追い付かない感じですね。(慣れもあると思います。)

まぁ、確かにヘッドフォンすると有利になる事は間違いないですよ。ただ、これは強くなる要素の1つでしかないので、この部分が良くなったからと言って、ヘタクソな人が、いきなり凄く強くなる事もないですね。強い事の要素は他にも色々ありますからね。

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まとめ

まぁ、耳の痛さは、多少、慣れの部分もあると思うので、暫くは様子を見ながら使っていこうと思います。また、変化があれば書きます。

最後に、ATH-AD500X は装着感(特に耳が大きめの人の場合)を改善すれば、実売 7,000円台と言う価格を考えると、十分お勧めできる1台だと思いますね。このモデルはエントリーモデルですが、売れ筋的には上位ですし、最初にオーディオテクニカに触れた人の印象を決めるモデルとも言えると思いますので、装着感と音は「お値段以上」にしとくと、ファンが増えると思いますよ。オーディオテクニカさん。

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